2012年2月25日土曜日

メルニコフ ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ全曲演奏会

鉄人メルニコフによるショスタコーヴィチの大曲24の前奏曲とフーガに挑むプログラム。メルニコフさん、2月前半にファウストさんとのベートーヴェンヴァイオリンソナタの抜粋を名古屋で演奏して、更に東京で全曲演奏されるという驚きの日程でしたが、まさかその次にショスタコの大作に挑むとは……凄過ぎるというか嬉しかったプログラムでした。

24の前奏曲とフーガ、出だしはさほど傑作の印象はないのですが、全48曲の演奏という旅路の果てに聞く事が出来る24番のフーガは大変な名演になりました。
演奏会は奏者と聴衆が作るものだと思います。このような長大な楽曲の演奏会はまさしくこの条件が揃う必要があります。この日の演奏会は条件が揃ったように記憶していますが、最初はちょっと「にぎやか」だったかも。。。悪い事は忘れてしまうのが吉。

追記:休憩時間中の観客の歓談でピアノの調律師の名前を確認されていた方が居たのは凄かった。。