2016年12月6日火曜日

2016年11月24日木曜日

映画「この世界の片隅に」での徴兵と志願兵

「この世界の片隅に」は戦時中の海軍事務官の新妻から見た呉での生活が戦争に侵食されていく様を丁寧に描いた傑作コミック&映画となっている。この中では入営して出征した人、志願して海軍水兵となった人、海軍事務官から一等兵曹となった人、第2国民兵役か兵役免除だった人など様々な男性が出てくるので、手元の徴兵関係資料と付き合わせてどのような状況にあったのか少しまとめてみた。

注意:映画・原作「この世界の片隅に」登場人物について触れた部分があります。物語について一部説明も含まれていますのでご了承頂ける方のみお読み下さい。

間違いがあれば筆者の責任です。

2016年11月12日土曜日

映画「聲の形」


ネタバレを含む感想と分析記事です。映画未見の方は見てからお読み下さい。

字幕版は硝子の音声で聞き取りにくい部分の確認や誰が話をしているのか(モブキャラの声も一部含む)、何の音が鳴っているのか字幕で確認が可能です。洋画字幕+α程度なので邪魔になることもないですから、字幕版設定があれば字幕版で見られることを強く推奨します。というか普段から邦画に字幕版枠をもっと設定して欲しいですね。


2016年10月13日木曜日

映画「聲の形」と字幕版上映(ネタバレなし)

祝:大垣コロナシネマワールド
10月8日舞台挨拶上映
(山田監督・入野自由さん)
 「地元唯一のシネコンとして推します」宣言されていて「聲の形」上映回数が大変多いシネコンです。一番大きな1番スクリーンも割り当てられているので、こちらの鑑賞はお勧め。山田監督と将也役の入野自由さんが来大垣というのは、良かったです。あれだけ回していて何もないというのはさみしいなあと思ってましたので


 映画「聲の形」の字幕版が第2週は全館、第3週以降実施館が入れ替わりながら上映が継続されています。(字幕上映実施館ニュースリリース:10月1日〜7日10月8日〜14日10月15日〜21日10月22日〜28日10月29日〜11月4日11月5日〜11日。最新情報は公式サイトにて確認下さい。)
 字幕版を実際に見てみましたが、洋画の字幕に話者と若干環境音説明が入るだけで特別なものではありません。字幕を邪魔と思わない人であれば普通に鑑賞できるものです。そして誰が話をしているのか(モブキャラも含む)、環境音の説明は物語理解のヒントにもなるので字幕版は大変おすすめです。

2016年8月10日水曜日

「シン・ゴジラ」法律面の検討/自衛隊と米軍の武器使用について

「シン・ゴジラ」での自衛隊法、日米安全保障条約、災害対策基本法の適用について妥当性が一部欠いているように見える。これは映画世界においてある出来事が起きてないと解すると理解できるが、それでも問題は残る。この点について検討してみたい。

ネタバレが含まれます。映画を見られた方のみご覧下さい。


2016年7月9日土曜日

航空自衛隊岐阜基地の夜間飛行訓練

2016年6月28日夕方から夜にかけて行われていた航空自衛隊岐阜基地の夜間訓練を撮影。
岐阜基地だと主要機材は見られる訳ですが、T-7が夜間訓練で飛んでいたのはちょっと意外でした。

雲間から夕陽が見える中を降りてきたファントム

2016年6月15日水曜日

2016年5月28日 小牧に展開した米海兵隊大統領輸送部隊(VH-3D/MV-22B)の撤収

2016年5月28日(土)空自小牧基地に展開した米海兵隊大統領輸送ヘリ部隊の撤収を撮影。午前から午後に掛けて珍しい機材の離発着が続いた。

VH-3Dを回収に来た米空軍C-17 1機目

2016年6月11日土曜日

2016年5月25日Marine Oneの運航(夜間帰投)

2016年5月25日、19時頃にオバマ大統領搭乗のAF1がセントレアに到着。VH-3D 2機とMV-22B 3機が伊勢志摩会場へと輸送の任に当たった後の小牧への帰投を撮影。
MV-22B 3機が先行で帰投した後、高速で戻ってきたヘリコプターがあったのですが、てっきりどこかの報道ヘリかと思っていたらVH-3D 単機だったので驚かされた。

後日検索して確認してみたところ、VH-3D 1機は陸上自衛隊明野駐屯地に降りていたらしい。大統領の緊急時の移動の為にサミット会場により近い明野駐屯地に降りたのだろうと推定。

2016年5月21日USMC Marine One テストフライト

2016年5月20日(金)
 C-17 2機でVH-3D 2機を航空自衛隊小牧基地へ空輸される。
 MV-22B 5機が飛来。
2016年5月21日(土)
 VH-3D 2機+MV-22B 3機によるテスト飛行。(MV-22B 2機は予備機)

 本ページではこの21日のテスト飛行の際に撮影した写真を紹介します。

2016年6月9日木曜日

映画『ボーダーライン』国境線、法による秩序と無法、嘘と真実を分けるものは何か

 「ボーダーライン」(原題『Sicario』)上映規模が小さくたまたま出張先で一度見た。そして、なんやかんやともう一度見る機会を作る事が出来た。ヴィルヌーヴ監督作品は「複製された男」「プリズナーズ」を見てますが、私的には本作がベスト。

2016年4月25日月曜日

映画『スポットライト』 闇を照らす光を描いた映画

映画「スポットライト 世紀のスクープ」は映画的演出、編集と優れた脚本により俳優の演技力を堪能できる優れた作品でした。
ネタバレ含みますのでご注意下さい。



2016年2月8日月曜日

[映画] V8,V8,V8 ! 「マッド・マックス 怒りのデス・ロード」(原題:Mad Max Fury Road)

最終的に17回見ました。(2D字幕*11(極上爆音*1含む)、IMAX3D字幕、4DX吹替、4DX字幕、3D DOLBY ATMOS*3)

祝!2016年リバイバル上映。IMAXやDOLBY ATMOS、4DXの上映もあります。
詳しくはこちらへ。

以下、ネタバレに該当する部分も含まれるので、念のため行を開けておきます。
見れば見る程、奥行きのある物語でいろいろと調べたくなってしまい、まとめてみました。なお世界観、設定については推測によるものもあります。


2016年1月16日土曜日

[映画] フランス組曲 未完の大作をエンハンスした脚色の妙

 ユダヤ人である事を理由にフランス憲兵に逮捕されてドイツに引き渡されてアウシュビッツで命を落とした小説家イレーヌ・ネミロフスキーの未完の小説「フランス組曲」を映画化。原作が世に出たのは2004年。遺稿のはいったトランクを父より託されたが悲しい思い出故に開けることなく60年後に調べてみたところ、小説「フランス組曲」の第2部までの原稿と第3部以降の構想メモなどが出てきて、母の意思を実現すべく完成していた第1部「6月の嵐」、第2部「ドルチェ」が刊行された。(邦訳は白水社より刊行)

 胃が痛くなるような緊迫感に満ちた映画。占領されたフランスの片田舎にドイツ軍が進駐して民家に分宿する。その中で様々な出来事の連鎖が起きる。

 以下、ネタバレも含まれます。